木炭の中は、ミクロ単位の無数の孔がある「多孔質」になっており、その孔はすべて外気に触れています。ですから、親指の先ほどの木炭で、テニスコート1面分の表面積を持ち、外気中の物質を吸着することができるのです。
また、この孔は有用微生物が住み着きやすく、吸着した有害物質を分解してくれるのです。
消臭効果
トイレ、冷蔵庫、靴箱、タバコ・・・私たちが生活していくなかに、さまざまなニオイの元があります。こうした悪臭を取るのに炭が有効なのはよく知られており、家庭でも脱臭剤や消臭剤として炭が利用されています。炭の表面には細孔という非常に細かい孔が無数にあり、その孔がニオイの成分を吸着するために、脱臭作用を示すのです。
土壌改良
緑化・園芸用としては、およそ200〜300g/平方メートルの割合で粉炭を施用します。地力の衰えた土も、アルカリ性になり、保水性、透水性、通気性が高まり、木炭に繁殖した微生物は、作物の成長を促します。