炭を使う


幻想的な光を放って暖めてくれる炭、
食べ物ばかりでなく、水や空気をおいしくしてくれる炭、
毎日の生活に潤いと健康を与えてくれる炭・・・。

最近、木炭は燃料としての木炭が見直されているほか、木炭の炭素材料としてさまざまなところに利用されています。
住まいでの活用はもちろん、土壌改良剤として、水質・河川の浄化として、そしてエコロジーに。
炭の用途はますます広がっていきます。

炭の使い方

〇岩手木炭の熾(おこ)し方
<監修> 一般社団法人 岩手県木炭協会
牛乳パックを分解し、短冊状にカットします。
1,牛乳パックを分解し、短冊状にカットします。


火持ちを良くするため、結ぶか、ねじっておきます。多めに準備しましょう。
2、火持ちを良くするため、結ぶか、ねじっておきます。多めに準備しましょう。
炭を着火しやすい樹皮を内側に向けて、炭を円筒状に2~3段積み重ねます。
3,着火しやすい樹皮を内側に向けて、炭を円筒状に。

牛乳パックを内側に置き、種火を投入して着火します。
4,牛乳パックを内側に置き、種火を投入して着火します。


始めは牛乳パックの燃焼により煙が出ますが、燃え尽きると出なくなります。
5,始めは牛乳パックの燃焼により煙が出ますが、燃え尽きると出なくなります。


適宜、牛乳パックを追加して いくと、約15分でこのような 状態になり、炭火が熾きました。
6,適宜、牛乳パックを追加していくと、約15分でこのような状態になり、炭火が熾きました。

使用量目安:5人程度なら2~3kgで充分楽しめます。


〇煙や炎があがらない焼き方
炭をドーナツ状に配置し、肉を中央部に置きます 炭をドーナツ状に配置し、肉を中央部に置きます。
(脂が炭の上に落ちないため煙や炎があがりません。)
備長炭並みの遠赤外線効果で外側はこんがり、内側はジューシーに焼きあがります。 備長炭並みの遠赤外線効果で外側はこんがり、内側はジューシーに焼きあがります。



〇消化方法
炭を消つぼや鉄製の空き缶に入れます。 炭を消つぼや鉄製の空き缶に入れます。 缶は高温になるので、やけどに注意してください。 (お菓子の缶などでも代用できますが、変形することがあります。) フタをして空気を遮断し消火します
フタをして空気を遮断し消火します。   消火した炭は、次回のバーベキューで燃やすことができます。
特徴1
 扱いやすく、焼き上がりに優れる「岩手木炭」は、ビギナーからエキスパートまで、多くのユーザーに選ばれております。

特徴2
 消臭・調湿効果で、押し入れや冷蔵庫に入れておくだけで嫌な臭いやカビを防ぐことができます。


炭を利用した商品
炭の里ではさまざま炭グッズが考案され、製品化されています。
飾り炭
 消臭作用の高い炭の置物です。トイレからリビング、玄関まで、幅広くお使いいただけます。

消臭・調湿材
 消臭・調湿効果で、押し入れや冷蔵庫に入れておくだけで嫌な臭いやカビを防ぐことができます。

床下調湿材
 住宅の床下に敷き詰める調湿材として木炭が注目されています。床材の腐食とシロアリなどの防止で効果をあげています。
木炭枕
 香りもよく、アロマテラピーの役目も果たし、安眠効果抜群の枕です。
木炭敷布団
 夏はさわやか快眠、冬は温熱ぬくもりの快調の敷布団。四季を通じて快眠へさそいます。
炭製品 炭製品
炭製品 炭製品
木酢液
環境にやさしい農業用資材として評価されて、有機栽培(減農薬)に使われています。
また、消臭、防虫対策などにも効果があるといわれています。お風呂にもお使いいただけます。
茶道用木炭
 火が付けばかすかな香りがたちのぼる炭。茶人納得の高級炭から、おけいこ用まで幅広く取り揃えています。
水質浄化用炭
 上水用やごはんをふっくらおいしくする木炭には「白炭」を使います。水道水に入れるとカルキ臭をとり、ミネラル分を増やしてまろやかな水ができます。

商品のご注文・お問い合わせは、各取扱い店までお寄せください。


 
覚えておきたい!木炭の煮沸・乾燥の方法
炭

 炭を使うというと、汚れないか、黒くならないかと心配になる人も多いでしょう。最近では煮沸消毒済みの炭も売っていますが、そうでない場合は使う前に下準備が必要です。
 炭と食品を一緒に使用する場合は、煮沸と乾燥を徹底して清潔を心がけましょう。脱臭用や除湿用にする場合は必要ありませんが、布でくるんだり入れ物などに入れるなどして粉や汚れが付くのを防ぎましょう。
 では、脱臭・除湿効果の高い「白炭(しろずみ)」の煮沸・乾燥の仕方をご紹介します。

手順1
1) 使いはじめの木炭はまだ粉や灰が付着している状態です。流水で1本ずつタワシを使いごしごし丁寧に洗います。

※洗剤は炭が吸着してしまうので絶対に使用しないでください。

手順2 2) 次に煮沸消毒をします。水の中に炭を入れ、水から煮立てます。沸騰したら弱火にして5〜10分ほど煮ます。
手順33) 木炭を取り出しざるにあげ、水をきって冷まし、日当たりが良く風通しの良い場所で1〜2日ほど乾かします。手に持ってあたたかい感じがするようになるまで、しっかり乾かしましょう。

 冷ました木炭をさいばしなどで水道水を入れた容器の中に静かに沈め、ほこりが入らないようにふきんをかけて1〜2晩おくと、おいしいミネラル水のできあがりです。水1リットルに対して必要な木炭(白炭)は約100グラムが目安。(直径3センチ、長さ8センチくらいのもの1本)

【食品(水)に使用する場合は、煮沸・乾燥後すぐに使いましょう。】

■用途によって黒炭、白炭を使い分け

  • 消臭 ・・・黒炭及び白炭がおすすめ。
  • 床下調湿 ・・・黒炭及び白炭がおすすめ。
  • 土壌改良 ・・・白炭、中高温で炭化した黒炭がおすすめ。
  • ミネラル分(水の浄化) ・・・白炭
  • 燃料 ・・・黒炭

■再利用!

 効果が弱くなってきたかな?と思ったら、上の手順を繰り返して再利用できます。数ヶ月〜半年ほど繰り返し使えます。
 ただし、木炭内のミネラルは溶け出るまでに時間がかかりますが、溶けだしたミネラルはもとに戻りません。7回〜10回使用したら、新しいものに取り替えましょう。

 新品の炭は飲料・調理用や入浴用に使い、取り替える時期が来たら最後はくだいて鉢植えや庭の花壇に使ったり・・・、このように炭の使い回しをするとふだんの生活にだんだん炭が根付いてきます。
 

 
 
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